2020年

7月

30日

ミュシャ展

昨日はピアノ教室は5週目でお休みをいただいたので、県立美術館で開催されているミュシャ展に行ってきました。

流れるような描線が美しく優雅なミュシャの作品。

以前から好きでしたが、これまで知らなかったことも知ることができました。

 

教会の聖歌隊に入っていて、音楽家になりたかったこと。

喉を傷めて声が思うように出なくなって、諦めて画家になったこと。

同じ聖歌隊にヤナーチェクがいたというのも、初耳です。

 

中国や日本の美術に影響を受けたそうですが、1900年代になってからは、日本の挿絵画家や漫画家が逆にミュシャに大きな影響を受けたのですから、日本とは深い関係があったわけですね。

ミュシャの絵を見て、どこか懐かしい感じを受けるのも、日本の古い雑誌の表紙や挿絵にミュシャ風な絵が多かったからでしょうか。

意外だったのは、ロック・ミュージックのポスターやアメリカン・コミックスにもミュシャ様式が多く見られるということ。

偉大なアーティストはそれだけ普遍的な価値を持ち得るということなのでしょうね。

 

静岡の美術館はソーシャルディスタンスも充分守れて、ゆったり見て回ることができていいですね。

都会ではこうはいきません。

久し振りに非日常の世界に浸って優雅な時間を過ごせて、気持ちの晴れた一日でした。

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2020年

7月

11日

災害列島

新型コロナウイルスの感染が再び上昇する中、九州を中心とした豪雨被害も深刻で、いいニュースがありません。

これだけ感染が拡大している状況で、政府は予定どおり緩和を進めていますが、本当に大丈夫なのか、不安が募ります。

緩和しないと経済が死んでしまうということなんでしょうが、この調子で感染者が増えると、すぐに医療現場が逼迫しそうで怖くなります。

静岡県は首都圏に比べれば落ち着いているようですが、以前ほどでないにしても人の往来はあるわけだし、ウイルスは目に見えないものですから、大丈夫とは言い切れないですね。

 

昨日は高校時代の同級生が集まってランチをしようというお誘いがあったのですが、私は出掛ける気になれず、お友達に会いたい気持ちは山々ですが、断りました。

万が一にも私が感染したら、毎日子供たち相手に個人レッスンをしているわけですから、大変なことになりますからね。

自重しています。

 

9月には発表会も控えているので、いま準備を進めています。

このまま静岡が落ち着いた状態なら何とかできるんじゃないかと、半分は祈るような気持ちです。

今年はホールで会場が広いので、出演者の関係者以外はなるべくお呼びしないようにすれば、ソーシャル・ディスタンスは充分保てるんじゃないかと思います。

あとはマスクに消毒ですね。

 

生徒さんたちは、いまは発表会の曲の譜読みを頑張っているところ。

譜読みが苦手な子は、間違えて弾いてきて直すのに余分な時間がかかったり、悪戦苦闘している子も。

暗譜までこぎつければ、だんだんリズムに乗って気持ちよく弾けるようになってきて、その子の個性や持ち味も発揮されてレッスンも楽しくなってきます。

発表会という目標があるのは、とてもいいことですね。

 

お天気の回復とコロナの終息を祈る日々です。

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