2016年
1月
27日
水
きょうは一人のお昼に、録画してあったBSプレミアム「クラシック倶楽部」でのクン・ウー・パイク(白建宇・1946~ )のピアノ演奏を聴きました。
曲目は全てシューベルト。
面白いなと思ったのは、その演奏順。
即興曲D.899-1の次に「3つのピアノ曲」のD.946-3、それから「楽興の時」D.780-2の次に、また「3つのピアノ曲」のD.946-2、その後で即興曲D.899-4、D.780-1というふうに、普通なら即興曲は即興曲で、「3つのピアノ曲」はその中で作品番号順に並べて弾くものですが、パイクはその常識を取り払って、自分なりの解釈で曲の性格や、より自然な流れを考えてチョイスしているんですね。
聴いていても実に自然で、よい流れになっていました。
作品順は必ずしもシューベルトの意図でなく、出版社が決めたものではないかという考えからの発想なんですね。
食後にゆっくりダージリンのミルクティーを味わいながら、ガラス窓の向こうの眩しいばかりの冬の青空を眺めながらシューベルトに耳を傾けていると、純粋に音楽を愛して生きたシューベルトの心に包まれているようで、私の耳も心もきれいに洗われるような気がして、穏やかな幸せな時間が流れていくのでした。
幸せって、こんなシンプルなものかもしれません。
2016年
1月
24日
日
クリスマスが過ぎ、お正月が終わったと思ったら…
もうこんな季節なんですね。
お店は、季節の各イベントごとに、売上を上げるために懸命なんでしょうね。
それに踊らされる消費者、という見方もあるんでしょうけど、工夫を凝らした魅力的な商品が開発され、それを眺めたり、実際に購入したり、プレゼントされたりというのも、私たちの日常を彩り、心をときめかせるアイテムになっているとしたら、素直に楽しめばいいかなとも思います。
私が子供のころは、バレンタインもハロウィンもなかったような気がしますけどね。
クリスマスはありましたよ。
目が覚めたら、枕元にお菓子がいっぱい入った靴下が置いてあったのを覚えています。
お菓子がなくなったころ、母に「靴下返して」と言われました(笑)
靴下一足も、大事にした時代だったんだと思います。
バレンタインが普及して、趣向を凝らしたとりどりのチョコレートがどこでも手に入りやすくなったのは、大歓迎です。
2016年
1月
20日
水
暖冬ですっかり身も心も緩んでいたところに、何?このところの寒さ。
空気も乾燥しているし、流行り始めたというインフルエンザに要注意ですね。
幸いお教室では、まだインフルエンザにかかった生徒さんはいないようです。
何を撮ったのかって?
もちろんこの冬の青空です。
「雲一つない」って、このことですね。
右に見えるのは、岡小のユーカリの木。
私が子供のときにも、ここに立っていました。
ユーカリの木の匂いとともに、先生や友達や、いろんなことを思い出します。
この木はいったいどれだけの数の子供たちを見守ってきたのでしょう。
今のところ、教室では欠席者もなく、みんな元気でピアノに向かっています。
今月から入会したお子さんも、なかなかいい滑り出し。
生徒さんの成長が、私の楽しみでもあります。
みんなの未来が、この青空のようであればいいなと思います。
2016年
1月
16日
土
昨夜は、フジテレビの番組(こちらではテレビ静岡)「TEPPEN2016」でピアノ対決というのをやっていました。
もう何回目かになるのかな。私が見るのは2回目だけど。
テレビ番組として面白く見られるようにショーアップしているんですね。
ピアノの演奏の良し悪しというのはミスタッチで決まるわけじゃないですけど、ミスするごとに炎が燃え上がって、5回ミスしたら退場というのは、ドキドキ感があって思わず最後まで聴いてしまいますもんね。
長野美郷アナウンサーってピアノ上手ですね。
テクニックもしっかりしているし、曲の流れもとても自然で音楽的。
私は一番いいと思いました。
AKBやHKTの人も、こういう優れた能力を持った人がいるんだなと思いました。
芸人こまつという人は、私は知らなかったんですけど、耳コピであれだけ弾けるって本当に音楽が好きでのめり込んできた人なんでしょうね。
「芸人」と言っているけど、ご本人も自分はミュージシャンと思っているのだそうで。
長野さんなんかとこまつさんは、音楽のジャンルが違うので、比べることもできないと思うんですけど、聴くほうは楽しめました。
このショーアップの仕方とか、順位のつけ方とか、予選がクラシックで本選はそれ以外のジャンルになっていることも、いろいろあるでしょうけど、大勢の人にピアノに関心を持ってもらうきっかけにもなるし、面白い企画だなと思いました。
2016年
1月
09日
土
昨日は、2人の新規入会者がみえました。
1人は、暮にお電話があって初めてみえた年長さんのお嬢さん。
これまで音楽教室でグループレッスンを受けていたそうですが、なかなか弾けるようにならないのでやっぱり個人レッスンをということになったようです。
最近まで弾いていた曲を聴かせてもらったところ、指が間違っていたり、思い込みでリズムをとっていたりと、やっぱりグループレッスンだと耳と勘が頼りになりがちですね。
でも、理解力のあるお嬢さんで、片手ずつレッスンしていったら、正しく弾けるようになってきました。
終わってからも「まだ帰りたくない」と言っていて、私もちょっと嬉しかったかも(笑)
もう1人は昨日の朝、お母さまからお電話があって見学に見えて、そのまま入会となりました。
小2の元気な男の子です。
お母さまのお話では、担任の男性の先生がピアノが上手で興味を持つようになり、テレビでピアノが出てくる番組を録画して見るようになったそうです。
やっと習いたかったピアノができるということで、本人はもうにこにこでした。
一般的には女の子のほうが真面目にこつこつやるイメージがあるけど、私の経験では興味を持った男の子は最強ですね。
私の先生も音大の男子学生のことを、「男の子は腐っても鯛」とおっしゃっていたことがあります。
2人とも賢そうないい子で、私も楽しみになってきました。
2016年
1月
08日
金
昨夜は、記事を書き終えて保存し、プレビューしようとクリックした瞬間にエラーになって、回復に時間がかかった上に、保存したはずの記事がきれいさっぱり消えているという大惨事が発生。
もう夜中になって書き直す気力もなく就寝しました。
書いた記事の内容はこんな感じ。
きのうの朝日新聞朝刊で目に入った文章があったんです。
「福岡伸一の動的平衡」というコラムで、題は「音楽と生命のリズム」となっていました。
ちょっと引用させていただきます。
「音楽の起源とは一体何だろう。(中略)確かに音楽は自然界にあふれている。でも、より内発的な起源があるのではないか。音楽に満たされた世界がもうひとつある。呼気と吸気。血管の拍動。(中略)音楽の中には確かな起伏があり、脈動があり、循環がある。それは生命のリズムと完全にシンクロしている。」
ふだん私が考えていることと同じだなと、共感しました。
音楽をする人、特にピアノを弾く人には大事なことだと思います。
歌を歌ったり管楽器を演奏するのは、当然のように呼吸によって音を発するわけですが、ピアノは指や腕を使ってピアノのキーを打鍵することによって音を発するわけですね。
どうしてもいかに指を速く動かすかとか、大きな音を鳴らすかということのみにとらわれてしまいがちです。
でも、速く動く指や強い音が出ることはツールであり、武器ではあっても、音楽の本質はまた別のところにあると私は思っています。
まず、呼吸そのものであること、そして心臓が拍動して血液が脈を打って流れるように音楽が流れなければいけないということ。
福岡伸一さんって、テレビで拝見したことがあって、お名前とお顔は一致しますけど、よく知りませんでした。生物学者なんですね。
文章も巧みですね。著書もあるようなので、読んでみたいなと思いました。
2016年
1月
03日
日
明けましておめでとうございます。
穏やかに晴れ渡ったいいお正月ですね。
いささか暖か過ぎるぐらいですが、お出掛けするには楽ですね。
というわけで、長男の家族と一緒に日本平動物園に行ってきました。
子供連れの若い家族を中心に、賑わっていました。
でも、長男の奥さん曰く、上野動物園は混み過ぎて動物が見えなかったから、ここはほっとするそうです。
生きて動いている動物を近くで見るのは迫力ありますね。
毛並や目の光もすぐ間近で感じることができます。
展示の仕方もいろいろ工夫されているようで、存分に堪能することができました。
幾つになっても初めての経験ってあるもんですね。
ママさんに「おかあさんはそこから顔出して!」って言われて、思わず素直に従ってしまいました。
正月早々はしゃぎ過ぎてごめんなさい。
大人だけで来たら絶対こんなことしません。
園内でお友達のご家族とも遭遇しました。
たしか昨年の1月1日も、三保の東海大学海洋博物館に行ったんですが、あちらは午前中、うちは午後ですれ違いでした。
小さい子がいると、行く場所って同じようになるんでしょうか。
来年はどこに行くのか、聞いてみようかな。
帰りは静岡駅近くで食事をして、街の賑わいも見て帰途につきました。
新年が、私個人にとっても皆さんにとっても、健康で実りある年でありますように。
そして、日本も世界も平和な1年になることを祈ります。