2018年
11月
29日
木
浜コンについて、先日、「牛田さんが1位でもよかった気がする」と書いたのですが、審査委員長から「本選の演奏だけでなく、アンサンブル等も含めて審査した」という言葉があったそうなので、まだ聴いてなかった1位のチャクムルさんの3次での演奏を聴いてみました。
彼が1位だったのが理解できた気がしました。
モーツァルトのピアノ四重奏での彼のピアノの音が、とても優しくて温かい「人の声」のように聴こえたんですね。
ほかの楽器と対話する喜びに満ちているような。
こんな音で対話している人はほかにいなかったので、審査員は恐らくここを評価したんじゃないかと思いました。
アンサンブルの経験の量とか、育った音楽的土壌とか、いろいろあると思いますけど、テクニックが優れていたり、作品を理解していたりだけではできないものがあると思います。
そして、「蜜蜂と遠雷」も読了。
音楽を言葉で表現するなんて、と最初は否定的な気持ちもありましたが、とても読み応えがあり、長い小説なのに、すっかり引き込まれてしまいました。
さすが直木賞作家の筆力ってすごいですね。
1つずつの曲についても、とてもよく勉強されていて、構想から5年かかったというのは頷けます。
読み物として面白くということはありますから、天才少年、風間塵の設定など、荒唐無稽と言えなくもないですが、とても魅力的なキャラクターでした。
映画化も決定しているそうで、来年の秋公開予定ということです。
さあ、映画ではどうやって一人一人の登場人物の音楽を表現するのでしょう。
映画が公開されると、また浜松国際ピアノコンクールに注目が集まりそうですね。
2018年
11月
26日
月
熱い戦いが繰り広げられた浜松国際ピアノコンクールも、とうとう終わってしまいましたね。
風邪をひいて寝込んだせいで、なかなか追いつけていなかったんですけど、本選はライブ配信で聴きました。
1日目は務川さんと安並さんの演奏を聴いたところで生徒が来たので中断、2日目は今田さんとイ・ヒョクさんを聴いたところでまた生徒が来たので中断。
その後、結果発表を聞いたら、1位ジャン・チャクムルさん、2位が牛田智大さんと、私が聴けなかった2人が1・2位でした(笑)。
昨日は、とりあえず受賞者コンサートを聴き、きょうやっと聴き逃していた2人のを聴くことができました。
牛田さんのラフマニノフ、圧巻でした。壮大でロマンティックなこの曲を、魂のこもったダイナミックな演奏で弾き切っていましたね。
チャクムルさんも素晴らしかったけど、牛田さんが1位でもよかった気がする。
天才少年ピアニストとして、時折テレビなどで見かけていましたけど、いまや立派な大人のピアニストに成長して、天才少年だけで終わる人ではなかったんですね。
この結果でショパン・コンクールにも出場権が得られたそうですから、ぜひチャレンジして世界に出ていっていただきたいです。
あと私は務川さん(5位)がもっと上位でもよかった気がしたんですけど。
多彩な音色を聴かせてくれて、とても印象に残りました。
6人がそれぞれ全く違う音色と表現を持っていて、改めて面白いなと思いました。
折しも、この本がいま私の手元にあります。
昨年直木賞をとった、恩田陸の「蜜蜂と遠雷」。
浜松国際ピアノコンクールをモデルにしているんですね。
楽譜は手元に置いとかなきゃ意味がないので、どんどんたまる一方ですが、本はなるべく図書館で借りて手元に増やさないようにしています。
1月に「羊と鋼の森」を借りたとき、これも予約しておいたんですが、何と10カ月も経ったいまになって図書館から電話があり、借りてきました。
何十人待ちだったか忘れましたけど、読みたい人が大勢いるんですね。
いま3分の1ほど読んだところ。
コンクールの演奏も、まだ2次や1次のを聴いてないので、これからじっくり聴きながら、この本も読み進めていこうと思います。
楽しみはまだまだ続きます。
2018年
11月
22日
木
浜松国際ピアノコンクールの本選に残った6人が、発表されましたね。
3年前の前回は、2次の一部を聴くことができて、今回も1日ぐらい何とか時間をつくって聴きに行きたいと思っていたのですが、長男のところから帰ってきてから珍しく風邪をひいてダウンしてしまい、気がつけば2次も3次も終わっていました。
残念…(/_;)
本選のチケットは売れ切れるの早かったですね。
買えていたとしても、咳が出る状態でコンサート会場には行けなかったと思いますが。
というわけで、やっと昨日から空気清浄機をかけ、マスクをしてレッスンを始めたところです。
きょうは気分もよくなったので、コンクールのホームページに行くと3次までの動画を見ることができるので、本選に進む6人の中で知名度も高く前評判も高かった牛田智大さんの演奏を聴いてみました。
パソコンの前にずっと座って集中して聴いたわけじゃないんですが、やはり演奏活動の経験が豊富な人ですから、そういう裏付けや厚みが感じられ、またとてもバランスのいいピアニストという印象でした。
明日は残りの5人もできるだけ聴くつもり。全員聴かないと評価もしにくいですし。
本選も、ライブでも聴けるし、オンデマンドで後から聴くこともできるんですね。
この前のときは、たしか1月末まで聴けたと記憶しています。
Chromeで聴こうとしたらセキュリティの関係かで聴けなかったので、私はIEで聴きました。
本選も楽しみですし、前評判は高かったのに残念ながら本選に進めなかった人の演奏なども、じっくり聴いてみたいと思っています。
しばらく楽しめそうです(^^♪
2018年
11月
12日
月
週末は、久し振りに長男宅に行っていました。
雨の影響もあってバスが1時間半も遅れたので、孫が待ちかねていました。
早いものでもう来年は小学生になります。
ついこないだまで赤ちゃんだったんですけどね。
おみやげを楽しみにしているようなので、いつも何かおもちゃと絵本は必ず持っていきます。
今回は小さな万華鏡と「お月さまってどんなあじ?」という絵本。トランプの遊び方の本も持っていったんですけど、こちらはあまり興味を示さず。
「お月さまってどんなあじ?」はとても気に入ったようで、帰るまでに何度も「読んで読んで」とせがまれて、私もすっかり覚えちゃいました。
私が帰った後は自分で読んでいるんじゃないかなと思います。
もう絵日記も書いているし、平仮名は全部、片仮名もだいぶ読めるので。
土曜日はママさんと3人で、お友達の幼稚園のバザーに出掛けました。
神社の中にある幼稚園で、緑に囲まれた静かな環境でした。
バザーはすごく賑やかでしたけどね(笑)。
バザーの写真も撮りたかったけど、子供たちやご家族の顔がいっぱい写り込んじゃうので、ここには載せられないですね。
全部顔をぼかすのも、何だか変だし。
孫ももう5歳なので、顔写真を載せるのはどうかなと思っているのですが。
ママさんは「全然いいですよー」って言うんですけどね。
孫と散歩しながら撮った写真です。
もうあまり手をつなぎたがらなくなりました。
頼もしいような、ちょっと寂しいような。
たまに会うたびに成長しているのが嬉しくもあり、赤ちゃんだったころが懐かしい気もします。
自分が子育てしているときは、毎日忙しくて、とにかく早く成長してほしかったんですが。
ピアノのレッスンにも同じくらいの年齢のお子さんがみえているので、それぞれの成長や個性の違いを孫とも比較したり、面白いなと感じながら日々レッスンしています。