2018年

7月

22日

パリの空の下

毎年、8月はフランソワ先生がバカンスでフランスに帰るので、昨日は夏休み前の最後のフランス語のレッスンでした。

そこで昨日はテキストではなく、シャンソン「Sous le ciel de Paris(パリの空の下)」の歌詞について解説していただきました。

私もとても好きなシャンソンなので、翻訳されたものを調べたり、少し歌えるようにしたいと、YouTubeの動画に合わせて口ずさんでみたりしました。

歌のリズムやメロディーにフランス語をのせるのって、なかなか難しいです。リエゾンといって、前の単語の終わりの子音と次の単語の最初の母音を一緒にして発音したりするし、とても軽く速く発音するところと強調するところがあったり。

 

歌詞の内容も「ノートルダム」「ベルシー橋」「サン・ルイ島」のような場所とか、「アコーデオン」「哲学者」という言葉が出てきたり、「川は陽気に流れているけれど、夜には乞食や浮浪者が眠る場所でもある」とか、本当にパリという街を余すところなく表現しています。

明るい部分だけでなく負の部分も含めて肯定していて、全体を通してパリの讃歌なんでしょうね。

 

音楽的には、軽妙でリズミカルなんですけど、短調でできているのでどこか哀愁も帯びているようでもあります。そして終わりには最初のメロディーが半音上がって出てきて昂揚感を表現し、最後の長い音だけは長調の響きで明るい色合いになります。

とてもよくできていて、シャンソンを代表する名曲だと思います。

 

レッスンの最後は、CDに合わせて皆さんでフランス語で歌いました。

フランソワ先生は歌には苦手意識があるそうで、「絶対歌いたくない」っておっしゃっていたんですけど、皆さんと一緒なので小さめの声でちゃんと歌っていましたよ。

最後には笑顔で拍手もしていらっしゃいました。

 

私はまだ発音があやしいので、もう少し練習したいと思います。

弾き語りもしたいんですが、歌詞を覚えてしまわないと手が止まりそうで(*_*;

近所で見かけた芙蓉の花。

花が少なくなるこの時季、季節を感じさせてくれる花の1つですね。

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2018年

7月

10日

災害

ワールドカップでの日本代表の活躍に目を奪われ、その一方でタイの洞窟に閉じ込められた子供たちの心配をしているうちに、足元の国内で大きな災害が起きていました。

大雨が降って西のほうで被害が出ているのはわかっていましたが、これほど広範囲に甚大な災害になっていたとは。

大勢の人命が失われ、住宅やインフラにも大きな爪痕が…

自然は恵みでもありますが、ひとたび牙をむくと本当に怖いですね。

逃げ遅れて犠牲になった人が大勢いらっしゃったわけですが、事態の急変というのは人間の想像を超えるものなんですね。

 

昔、このあたりでも七夕豪雨というのがあって、大きな被害がありましたが、どちらかというと局所的なものでした。

今回のこの災害は複数県にわたる広範囲なもので、援助も困難を極めているようです。

おまけにこのタイミングでの梅雨明け、猛暑。

住民の皆さんも援助の方たちも、健康面が心配ですね。

きょうになって川の氾濫もありました。予測って本当に難しいものですね。

 

誰が犠牲になるのもつらいですが、小さいお子さんが亡くなるのは本当に痛ましいことですね。遺されたご家族の無念は察するに余りあるものがあります。

 

タイの洞窟の子供たちは、先ほど全員救助されたというニュースが流れました。

ほっとすると同時に、救援活動をしていたダイバーの1人が命を落とされたということで、一見ハッピーエンドの結末に影を落とす結果になりました。

この事件も、自然災害も、そこから何かを学んで今後に生かさなければ、亡くなった方は浮かばれません。

 

今回災害に遭われた方々が物心ともに癒えるのには時間がかかると思いますが、一日も早く復興できるように、お祈り申し上げます。

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2018年

7月

04日

プログラム

きょうは朝からパソコンに向かって、発表会のプログラムづくりをしていました。

1人ずつの名前や曲名を入力しながら、この子は準備ができてきているなとか、この子は停滞気味だから、次のレッスンはちょっと時間もかけて、練習も頑張るようにお尻たたかなきゃとか、私もだんだんスイッチが入っていくんですね。

 

昨日は早朝の観戦で頭がぼっとしてましたけど、お昼には録画してあった「ピアノの森」の第12回を見ました。

いよいよショパン・コンクールでカイが二次予選の演奏をするところで、見応え聴き応えがありましたけど、「え、これで最終回なの? コンクールの結果も見せずに?」と思っていたら、最後に「2019年1月より第2シリーズ開始」と出ていました。

原作の漫画を読んでいないのでストーリー知らないんですけど、このまま読まずに純粋にこのアニメを楽しもうと思っていました。

ふうん、半年後かあ。

しかも、その文字と一緒に、一瞬モーツァルトの「レクイエム」のメロディーが…

不幸な出来事が起きそうな不吉な予感がします。

NHKさん、こういう引っ張り方します?

まあ、楽しみは気長に待つことにしましょう。

 

ベルギー戦は天国と地獄でしたね。

原口のシュートも乾のシュートも素晴らしかった。

そこに至るまでのパスワークも最高でしたね。

2点入ったところで次男が「2点取っちゃった! 次はブラジルだ!」なんて言っていましたけど、そのとき私の頭にドイツ大会のときのオーストラリア戦の、リードしていたのに最後の6分で3点決められてしまったときの悪夢の映像がフラッシュバックしました。

残りの時間が長過ぎる…

 

そして悪い予感は的中。

予知能力があったのか、わたし。

 

日本じゅうががっくりしましたね。

でも、日韓共催のときなんかと同じベスト16でも、内容は全然違うと思いました。

明らかにレベル上がっていますよね。

ルールもよくわかっていない私が言うのも何ですけど。

戦い抜いた青い戦士の皆さんに、「ありがとう」と言いたいです。

本当に楽しませてもらいました。

後は決勝まで、肩の力を抜いて気楽に楽しもうかな。

フランスは応援するつもり。

エムバペ? ムバッペ? 統一してもらいたいんですけど。

また目が覚めるようなシュートが見られるかもしれませんね。

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2018年

7月

02日

イーヴォ・ポゴレリッチ

昨夜はNHKで「ピアノの森」もあるし、「クラシック音楽館」では「ポゴレリッチin奈良」もあるというので、これは必見と思ったのですが、我が家はいまワールドカップで盛り上がっちゃっているので、この2つは録画して、きょうのお昼に一人でポゴレリッチを聴きました。

音楽を聴くには一人で静かな時間がいいですね。

 

イーヴォ・ポゴレリッチ(Ivo Pogorelic 1958~ )

ユーゴスラビア出身。1970年からモスクワ中央音楽学校に留学、その後モスクワ音楽院に進んだそうですが、反骨精神ゆえに何度も教授と対立して退学処分にされそうになったそうです。

その名が轟いたのは1980年のショパン・コンクールで、あまりに個性的な演奏のため、審査員の評価が分かれて本選に進めなかったときのこと。アルゲリッチが「彼こそ天才」と言って審査員を降りてしまって「ポゴレリッチ事件」といわれるようになりました。

 

昨夜放送があった「ピアノの森」のストーリーも、こんなエピソードも下敷きの1つにあるように思います。

昨夜のはまだ見てないんですけど。ひょっとしたら最終回だったのかな。

 

昨夜のポゴレリッチの演奏は、クレメンティのソナチネ、ショパンのポロネーズ作品40-2とノクターン作品62-2でした。

なるほど強い個性が感じられる演奏でした。

奈良の寺院のお堂の中で、庭園を背景に独特な世界をつくり出していました。

これはYouTubeから。

若いときの演奏ですが、とても魅力的です。

来週は「ポゴレリッチin奈良」の後編をやるそうなので、それも録画しなくちゃ。

 

今夜は注目のあれがあるので、3時に目覚まし時計をかけて早く寝なきゃと思っているんですが、早く寝るのも起きるのも自信がない…(*_*;

次男に「応援する気持ちが足りない」って言われそうです。

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