2017年

11月

26日

マーク・パドモア・テノール・リサイタル

昨日、AOIホールで開催されたイギリスのテノール歌手、マーク・パドモア(Mark Padmore)のリサイタルに行ってきました。

ここに来るのは8月の発表会以来です。

音響も視覚的にも素敵なホールで、いつもいいなあと思います。

ホールによって、内部の写真撮影もだめという厳しいところもあるのですが、ここは「演奏中の撮影はご遠慮ください」ということなので、開演前に撮らせていただきました。

パドモアは、私は知らない歌手だったんですが、第2部のシューマンの「詩人の恋」が大好きな曲なので、ホールの空間の中でじっくり聴きたかったんです。

 

ステージに出てきたとき、白髪、痩身の初老の男性という印象でしたが、声は高音では透明感があって若々しく明るい響き、また力強いところは声量もあり、繊細な表現も強い表現もできるとてもいい歌手だなと思いました。

 

伴奏のポール・ルイス(Paul Lewis)も、また素晴らしく、2人のアンサンブルが絶妙でした。

経歴を見ると、ベートーヴェンの協奏曲全5曲を一挙演奏したとか、世界の名だたるオーケストラと共演していて、伴奏ピアニストというだけでなく、ソリストとしても精力的に活動している人なんですね。

そういう経験の厚みも、演奏から感じました。

 

前半はハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトの歌曲で、後半が「詩人の恋」だったんですが、充分に堪能できました。

クリスマスまであと1カ月というこの時期、街のあちこちでクリスマスツリーやイルミネーションが輝き、華やかな表情を見せていました。

写真は、静岡駅のツリー。

何となく気分も華やぎますね。

ツリーを眺め、音楽の余韻を楽しみながら家路についたのでした。

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2017年

11月

13日

香貫山

土曜日は、半年に1回集まるお仲間と、沼津の香貫山に行ってきました。

明け方から朝にかけて雨が降って、行けるかどうか心配したのですが、みんなの日ごろの行ないがよかったせいか、出掛けるころは青空に。

沼津駅から出発し、狩野川の橋を渡って土手を歩きました。

雨の後で、水が濁って、川面には流れと反対方向の波が立っていました。

ルートの途中にある香陵台の五重塔。

戦没者を慰霊するための慰霊塔なんですね。

塔のすぐ右側に小さく富士山が見えるのがわかりますか。

香陵台にある若山牧水の歌碑。

逆光だし、長くて画面に収まり切れず。

右側の説明文を読んで推測してくださいな。

そこからさらに山頂を目指すと、途中にこんな表示がありました。

こんなにいろんな種類の鳥がいるんですね。

鳥の鳴き声は聞こえましたが、名前と結びつかず、誰か詳しい人がいればよかったんですけど。

途中の道にはドングリがたくさん落ちていて、栗のいがも落ちていました。中身がなくて残念。

山頂に到着。

晴天だったので、富士山と青空という絶好の眺望が楽しめました。

展望台もあって上がってみたんですが、風がとても強かったので、怖くてすぐ下りてしまいました。

 

香貫山は標高193メートルということで、道の整備も行き届いているしハイキングには最適ですね。

春には桜が素晴らしいそうで、季節ごとにいろんな表情が楽しめそうですね。

沼津市内では、ちょうど「よさこい東海道」を開催中で、帰りにしばらく見物しました。

このお祭りは1997年からやっているそうで、今年は66チームも参加したそうです。

ほかのチームも幾つか見たんですが、最後に見たこの高知から来たというチームが、動きの大きい踊りで、躍動感といいスピードといい素晴らしかったです。

こういう笠ってかっこいいですね。

先頭のおねえさんたち、笑顔がはじけてとってもきれいでした。

 

その後、清水に帰ってきてから、もちろん乾杯です。

よく歩いた後なので、気持ちよく食べたり飲んだりできました。

話題は、主に健康に関してでしたけどね(笑)

また次の機会に、みんなで元気に顔を合わせるのも楽しみです。

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2017年

11月

08日

読譜

ピアノ学習者がつまずくことの1つに、譜読みがスムーズにできるかどうかということがありますね。

きょうレッスンにみえた生徒さんも、そこがなかなかうまくいかず、苦労しています。

まだ易しいところなので、そんなに手の位置を変えたり複雑な動きをする必要はないんですが、どうしても手を見てばかりで、止まったり遅くなったりしながら弾いています。

 

「前を見て」と何度も言うんですけどね。

「お父さんやお母さんが車の運転するときハンドルを見てるの?」って、よく聞きます。

 

楽譜を読みながら弾くとき、目は常に弾いているところの少し先を見て、目で把握したら脳から指に指令が出て、出した音は耳で確認するという作業がスムーズに流れていれば、そんなに苦労しなくても弾けるんですけどね。

 

これが比較的自然にできる子と、なかなかできない子がいて、どうしたらできるようになるのか、指導するほうとしても苦心するところです。

うまくいかない子には、常に楽譜に注意が向くように、「次の音は? 指は? 左手はどこに行くの」っていう調子で、ずっとナビしています。

きっと家に帰ると、また手を見て弾いているのかなと思うんですけど。

とにかく根気よく、楽譜を見ながらスムーズに弾けるようになるまで繰り返しレッスンしていくしかないかなと思っています。

やっぱりうまくいかないお子さんには、その子の問題点を見つけて適切に指導していくことが大事ですね。 

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