2015年
7月
29日
水
今度の土曜日に、教室で発表会の第1回目のリハーサルを予定しています。
発表会は8月22日なので、まだ早いようなんですが、当教室では毎年、本番の3週間前に1回目のリハーサルをすることにしているんです。
これをやらないと、子供たちのスイッチが入らないので。
のんびりしていてちっともはかどらない子も、これがあると、あ、みんなの前で弾かなきゃならないんだと、ようやく何とかしなきゃモードになるんですね。
なので、弾けていない子たちは、いまが胸突き八丁です。
きょうレッスンした子たちも、まだ悪戦苦闘中。
お互いに汗をかいています(笑)
この前の土曜日に来た年中さんの1人は、さあ、2曲目を両手で弾けるようにしようと思ったら、まさかの「ひけないもーん(>_<)」とエンスト。
まだ弾いてみてもないんですよ(笑)
その後は、もうお母さんと2人でなだめたりすかしてもご機嫌直らず、あしたもう1回呼んで仕切り直しです。
このお嬢さんはちょっとお天気おねえさんで絶好調の日もあるので、あしたの天気に期待しましょう。
何だか富士山みたいね(笑)
2015年
7月
17日
金
深夜、youtubeを散策していたら、素敵な動画に出会いました。
中国出身のピアニスト、ラン・ラン(1982~ )と、ポーランド出身の指揮者、エッシェンバッハ(1940~ )によるピアノ連弾。
恐らくラン・ランをソリストに迎えてのピアノ協奏曲の後のアンコールでしょうね。
ラン・ランは人気の若手ピアニスト。北京オリンピックの開会式での演奏も記憶に新しいですね。
映画「のだめカンタービレ」のヒロインのピアノ演奏は、すべてこのラン・ランによる吹き替えだったそうです。
エッシェンバッハは若いころはピアニストで成功し、私が音大生だったころは、日本でも大変な人気でした。指揮者に転向したときは、ピアニストとしての彼を惜しんだファンは数知れないと思います。私もその1人です。
もちろん指揮者としても一流。ピアニストになる以前に、もともと指揮者を目指していたようですね。
ラン・ランは、エッシェンバッハの指揮でアンドレ・ワッツの代役として演奏したときにセンセーショナルな注目を集めたそうで、縁の深い2人なんでしょうね。
それにしても、2人の弾くこのドビュッシーの小組曲(Petit Suite)の美しいこと。
全部で4曲から成るうちの、1小舟にて(En bateau)と4バレエ(Ballet)ですね。
エッシェンバッハのピアノは、もともと美しい音色で知られていましたが、音楽が本当に純粋で高雅なんですね。
その変わらない音色が聴けて、嬉しい驚きでした。
ラン・ランは派手なパフォーマンスの印象が強いですが、こんな曲を弾いてもとてもデリケートな表現をしていますね。
この日の聴衆も2人も、聴いている楽団員たちも、みんな幸せそうに見えます。
私も同じく幸せな気持ちになれた夜でした。
2015年
7月
09日
木
8月の発表会に向けて、少しずつ準備が進んでいます。
生徒さんは、本人の意識も環境も違うので、当然のことながら個人差はあります。
きょうみえた小学生のお嬢さんは、少々苦戦気味。
お母さんが働いていて、夕方まで学童クラブ。
学校の宿題をその間にやってしまえば、家に帰ってからはピアノの練習ができるはずなんですが、もともとマイペースなお嬢さんなので、家に帰ってからだらだら宿題をやっていると、ピアノを触らずに一日が終わってしまうという繰り返しみたいです。
「これじゃ発表会に間に合わないわよ」なんて言っても、子供は時間の感覚もわかっていなかったり、そもそも逆算して考えたりしないですからね。
こちらの様子で、「あ、先生、何だかふだんと違う」と、だんだん緊迫感を感じさせるしかないのかも(笑)
そういうわけで、先週あたりからちょっと厳しめにレッスンしています。
4月に入会した2人の4歳のお嬢さんたちは、初めて両手の曲にチャレンジしているのですが、さほど苦労なく弾けそうな感じになってきたので、できればもう1曲と思って選曲しているところです。
4月に始めた4歳のお子さんが、8月の発表会で両手の曲を2曲弾けたら、まずまず上出来じゃないかなと思います。
だんだん楽しみになってきました。
卒業生で、発表会に参加したいということで最近レッスンに来ている人もいるし、本当にピアノが好きなんだなと、嬉しい気持ちでレッスンしています。
発表会に向けて、またここに途中経過を報告していこうと思っています。
2015年
7月
06日
月
昨日は、小雨がぱらつく中、買い物に出掛けました。
一瞬、朝顔?と思ったのですが、もう午後2時ごろでしたから、違いますね。
帰りに5時ごろ通ったら、まだこのまま咲いていました。
ということは、夕顔でしょうね。
私の世代には、「昼顔」といえばカトリーヌ・ドヌーヴの映画ですが、最近はテレビドラマらしいですね(笑)。
でも、「夕顔」といえば、「源氏物語」でしょう。
源氏物語には何人もの姫君が出てきますが、弱々しく薄幸なイメージの夕顔は、男性からの人気ナンバーワンなのだそうです。
光源氏が下町の家の垣根で花を眺めていると、その家の召使いらしき女性に「それは夕顔ですよ」と声をかけられ、「少しお待ちください」と言われて待っていると、開いた扇にこの花が一輪載せられて童が届けに来る。
扇には、女性の筆跡で
心あてにそれかとぞ見る白露の光そへたる夕がほの花
(もしかしてお噂の方でしょうか。夕顔の露が光っているものですから)
という歌がしたためられている。
源氏はそれに応えて
寄りてこそそれかとも見めたそかれにほのぼの見つる花の夕顔
(もっと近くで寄って見ないと。たそがれどきの光で見る夕顔よりもっと近くで)
これでカップル成立ですね(笑)
おとなしそうに見えて、夕顔やるじゃん、という感じ。
この花のはかなげな感じが男を惹きつけるんでしょうか。
源氏もチャンスは逃さないんですねえ。
改めて写真の花をじっくり眺めると、また一味違って見えるでしょうか。