2014年
6月
29日
日
BSプレミアムで放映されたニコライ・ホジャイノフ(1992~)のリサイタル。
若いですねえ。まだ22歳かな。
シベリア南部の生まれ。
幼少のころに指導を受けた先生に、モスクワに行って教育を受けるように勧められたそうです。
2010年のショパン・コンクールで18歳にしてファイナリストに残ったそうですが、予選は1位通過だったというからすごいですね。
ほかにもコンクール優勝歴が数々。
曲目はプロコフィエフのピアノ・ソナタ第7番。
ショパンのバラード第2番。
シューベルトの幻想曲「さすらい人」。
バラード2番は4曲のバラードの中では弾きやすいほうですが、プロコフィエフもシューベルトも難しい曲です。
私は音大の卒業試験がプロコフィエフの6番でしたが、うんと頑張らないと弾けなかった(笑)
全体に聴いた印象では、音が綺麗。歌が自然でみずみずしい。
そして、何といってもテクニックに相当余裕がありますね。
だから隅から隅まで美しく素直に弾けるんでしょうね。
高度なテクニックなのに、テクニックがいたずらに際立つわけではない。
とても気持ちよく聴ける、好感の持てる演奏でした。
この人があと30年も経って、今のペライアやシフのように円熟したらどんなに素晴らしいだろうと思って聴いていましたが、そのころ私は…、とふと思いを巡らせてしまいました(-_-;)
ニコライ君の円熟期を楽しむために、健康増進に努めようと思った日でした。
2014年
6月
25日
水
前半終わった時点では、まだ希望あったんですけどね。
コロンビア戦。
日本はいいところまで攻め込んで、攻めあぐねている間に、するするとカウンター決められて、うまくやられちゃった感じでしたね。
やっぱり南米の厳しいせめぎ合いを戦い抜いてきただけのしたたかさというか。
もともと日本にはなかったスポーツ、歴史もまだ浅いですから、これは1つの通過点ですね。
私はサッカーの日本代表の姿を見ていると、どうしても日本におけるクラシック音楽界と重ねて見てしまうんですよね。
自分たちのDNAにないものを追いかける厳しさというか。
それでも挑戦し続けるのは、やっぱりサッカーへの、そして音楽への愛と憧れでしょうか。
でも、山は高く険しいほど挑戦し甲斐があるというものです。
選手たちには「お疲れさま」しかないですね。
もちろん私みたいなテレビ観戦だけじゃない、熱いサポーターたちにしてみれば、悔しくて悔しくて批判の一つもしてみたくなるのかもしれませんが。
この後の決勝リーグは、もう日本が出ていないので、気楽に楽しもうと思います。
2014年
6月
12日
木
きのう見かけた純白の紫陽花。
ご近所だったので、今朝写真を撮らせてもらいました。
こんな真っ白な紫陽花があるなんて、知らなかったです。
このままウェディング・ブーケにできそうですね(^^ ♡
2014年
6月
11日
水
Jardins sous la pluie
ジャルダン スー ラ プリュイ
「雨の庭」
雨の季節なので、雨を題材としたピアノ曲について。
そう聞いて思い当たるのは、まずはショパンの「雨だれ」かなと思うのですが。
「雨の庭」は、フランスの作曲家ドビュッシー(1862~1918)のピアノ曲「版画」の中の1曲です。
「版画」は「塔」「グラナダの夕ぐれ」「雨の庭」の3曲で成る作品。
ドビュッシーの音楽は、マラルメ、ヴェルレーヌなどの詩や、モネ、ドガなどの絵画の影響を受け、印象主義といわれています。
この「雨の庭」も、絵画的な情景が鮮やかに目に浮かぶような作品ですね。
ショパンは「雨だれ」の中で、同じ音の連打で雨の音を表現しました。
「雨だれ」がショパンが胸を患って体調が悪いときにジョルジュ・サンドと過ごしたクレタ島にあって、雨の音に沈鬱な自身の気持ちを託した曲であるのに対し、ドビュッシーのこの「雨の庭」の雨音は、踊るように軽やかに、はじけるようです。
東京の先生のレッスンを受けたとき、先生は「この雨音は、京都の竜安寺に降る雨音じゃないのよ。これはパリの石畳の上に落ちる雨音」とおっしゃっていました。
確かに気候・風土の違うフランスと日本では、雨の落ちる音も違う気がしますね。
パリの石畳なら、雨もパラパラと乾いた音を立ててはじけそう。
雨なのに乾いた音って変ですけど。
「塔」「グラナダの夕ぐれ」に続けて、このテンポの速い、軽やかな「雨の庭」は、とても効果的で素敵なんですけど、音の粒を揃えて鮮やかに弾くのはなかなか難しいです。
2014年
6月
08日
日
紫陽花って、こんなに種類豊富なんですね。
セイヨウアジサイが入ってきて、品種改良も進んでいるからでしょうね。
昔は木も大きければ花も大きくて、ぼてっとした青い花という印象で、あまり好きじゃありませんでした。
花が終わって枯れてくると見苦しい印象で。
梅雨の季節も、おかげでちょっとだけ楽しくなりました。
2014年
6月
05日
木
きのうレッスンにみえた小学校中学年のお嬢さん。
ピアノを始めてまだ1年5カ月ですが、順調に伸びています。
8月の発表会では、思い切って少し難易度の高いものにチャレンジしてもらうことにしました。
どのレベルの曲を選ぶかは、とても難しいんですけど。
その人のそのときの勢いを読むというか。
いままでほとんどハ長調の白鍵ばかりの曲だったのが、臨時記号(曲の途中で出てくる♯や♭、♮)がたくさん出てくる黒鍵もたくさん使う曲に。
鍵盤を見ればわかるけど、白鍵は手前のほうに並んでいて黒鍵は少し奥のほうにありますね。
両方が入り混じると、指を置く位置を工夫して、無駄な動きがないようにスムーズに移動しなければなりません。
でも、まだ調性もよくわかっていないので、♯と♭を間違えたり、白鍵を弾いては黒鍵に置き直したり。
珍しくちょっと苦戦しています。
でも、彼女のいいところは、なかなかできなくても全然めげていないこと(笑)
1学年上の子と連弾もやることにしているのですが、連弾のほうは終わりまで譜読みが進んで、トンネルの出口が見えてきました。
ソロのほうも、少しずつ進んでいます。
1週ごとにそのレベルにも順応していくんですよね。
発表会では、きっといい演奏をしてくれると思っています♪