ミニコンサート

毎日ウクライナの情勢が気になってしょうがないんですが、自分自身の日々の生活は着実に進めていかないと。

ということで、例年年度末に行なっているピアノ教室のミニコンサート、昨日の午後、レッスン室に生徒さんを集めて開催しました。

プログラムも手づくりして、小さい子から順番に、あまり緊張しないように一応楽譜は置いていいことにしています。発表会のときは暗譜ですけど。

また、発表会のときと違うのは、曲のほかにふだんやっている練習曲、バイエルやツェルニーなどからも1曲弾いてもらいます。

子供たちも前年のプログラムも保管しているらしく、1年前からどれだけ進んだかもよくわかりますし、あ、あの子はあんなに進んでる、頑張ってるんだなとか、刺激にもなるようです。

簡単な評価表も一人ずつ書いて最後に渡します。内容は……

 

1.楽譜どおり正しく弾けましたか。

2.つっかえたりミスタッチがなかったですか。

3.強弱が上手につけられましたか。

4.曲に合った速度で、また安定した速度を保てましたか。

5.曲想(曲の気持ち)を表現できましたか。

 

というものです。これを2曲それぞれに○△×で評価します。

が10点、〇が5点、△が3点で、合計点は自分で計算してもらいます。全てにがつけば100点ですね。

リズムは、まあ4の速度にざっくり含まれるかな。リズムが悪ければ速度も安定しませんから。

 

日ごろは個人レッスンなので、こうやってみんなで集まるのも楽しいようで、演奏が終わるとなかなか賑やかです。

いまはまだコロナに配慮しなければならないので、ジュースやお菓子は出せないんですけどね。演奏が終われば解散なので、お迎えを待つ間の僅かな時間に盛り上がっています。

ラナンキュラスの花の色があまりに鮮やかだったので、アップしました。

昔、日本ではこの花をまだあまり見かけなかったころ、母が種から育てて色とりどりの花が咲いたのを思い出しました。

「うちのラナンキュラスがきれいだから、道を歩く人が足をとめて垣根越しに見ていくのよ」と、嬉しそうに言っていたものです。

 

ウクライナにも花は咲いているのかな。あちらはまだ寒そうだから、これからでしょうか。どうかこれ以上犠牲者が増えませんように、ウクライナがこれ以上焦土と化してしまいませんようにと、祈る気持ちです。

チェリストのカザルスが昔、国連の総会で「私の生まれたカタロニアでは、鳥がピース、ピースと啼くのです」と言って、「鳥の歌」を演奏したのは有名な話です。

ウクライナの鳥もきっと「ピース、ピース」と叫んでいるに違いないと思うのですが……