悲痛

ここにはピアノや音楽に関する何か楽しい記事を書きたいのですが、この2週間ほどロシアによるウクライナ侵攻の報道で、とても楽しい記事は書けそうにありません。

21世紀にこんなことが起こるなんて。

 

攻撃を受けたウクライナの都市の惨状、民間人の犠牲者も増え続け、いまだ脱出できずに恐怖に慄いている人々、特に幼い子供たちの映像を見るにつけ胸が痛みます。

プーチンはかつてソ連の一部だった国々がEUやNATOに加わっていくことに脅威を感じているのかもしれませんが、市井の人々にとっては平和な日々こそが最も大事なもので、共産圏と西側の勢力図など関係ありません。

 

メディアが発達し、インターネット、SNSで情報が瞬時に拡散する現代において、なぜこんなことができるのでしょう。

世界じゅうがリアルタイムで見つめているというのに。

日々茶の間に破壊された街や泣き叫ぶ子供の映像が流れているのに、ラブロフ外相は「ロシアはウクライナを攻撃していない」と言っています。

世界じゅうに自分たちは嘘つきだと明かしているようなものですよね。

 

西側の国々も核の脅威から、また第3次世界大戦になることを避ける意味でも、ウクライナを戦力で応援することはできないようで、何も手出しできないのが歯がゆいばかりです。

私もせめて避難しているウクライナの人々の助けにと、ささやかな寄付はしましたが、何とかこれ以上の犠牲者が出ないように祈る気持ちでいっぱいです。