ショパンコンクールいよいよ大詰め

ワルシャワで開催されているショパン・コンクールも二次予選の通過者が発表され、いよいよ明日から三次が始まります。

三次に進んだコンテスタントは24名。このうち本選に進めるのは10名です。

非常にレベルが高いので、誰が本選まで行けるのかは本当に予測が難しいですね。

 

きょう早朝の発表で、日本人は5人通過するという近年にない快挙だったんですが、多くの人がショックを受けたのは、そこに牛田智大さんの名前がなかったこと。

牛田さんは浜松の国際コンクールで2位だったので予備予選を免除され、この本大会の一次から参戦しました。

予備予選から演奏した人に比べ、一次から演奏するのはプレッシャーもあるのではないかと思いましたが、もう初めから音が違うというか、堂々たる演奏で、これは必ずファイナルまで進むのではないか、上位に食い込むに違いないと思っていました。

ほかの人も同様に感じていたようで、きょうの早朝の発表の動画に寄せられた多くのコメントのほとんどが、「なぜ牛田がいない?」というものでした。日本人からも外国人からも。

 

これがコンクールの難しさですね。

いろんな憶測も飛び交って、使ったピアノがスタインウェイでなくヤマハだったからじゃないかとか、その他もろもろ。

ご本人が一番ショックだったと思いますが、まだ21歳。チャンスはまだまだありますね。

ショパン・コンクールは全部終わった後に採点が公表されるそうですから、何が足りなかったのか問題だったのか、私たちも知りたいと思います。

 

日本人で残ったのは進藤美優さん、反田恭平さん、角野隼斗さん、古海行子さん、小林愛実さん。あと私の推しのロシアのニコライ・ホジャイノフも残っています。

 

一次、二次とも人数が多くて、なかなか全部追い切れなかったのですが、三次は24人ですから、しっかり聴きたいと思います。

ここまで来るとみんなテクニックもすごいし、個性もさまざまで、曲は当然オールショパンですから被ったりするんですが、それがまた聴き比べると面白いです。

 

まだまだ寝不足の日々が続きます。