ショパンコンクール予備予選 通過者発表

熱演が続いたショパン・コンクール予備予選も23日で終了し、日本時間24日の早朝に通過者の発表がありました。

500名ほどの応募者の中から、書類選考や演奏動画の審査で絞られた、当初は160名ほどと聞いていましたが、実際に参加されたのは151名のピアニストたちの演奏が12日間にわたって続きました。

いやあ、すごいですね。1人が30分ぐらい弾くんですよ。毎日Morning sessionとEvening sessionに分けて、それぞれピアニスト人生を懸けた方たちの真剣な演奏が続きました。sessionごとに毎回審査員の先生方も紹介されるんですけど、ずっと同じ顔ぶれで12日間ですよ。もちろんそうでなければ公平性が保てないでしょうけど、重労働だと思います。

私もできるだけ多くの方の演奏を聴こうと頑張って、まだ寝不足を引きずってますが、半分聴けたくらいかな。

アーカイブで聴けるので、今回通過された方たちの演奏で聴いてないものはできるだけ聴こうと思っています。

 

通過されたのは87名。そのうち日本人は14名です。

私が注目していた反田恭平さん、角野準斗さん、小林愛実さんは無事通過しました。あとロシアのニコライ・ホジャイノフも。

日本人のうち私が聴いてよかったと思う方でも、大分落ちていました。コンクールの予測って本当に難しいですね。

反田さん、小林さんは非常に集中力の高い隙のない演奏で、さすがでしたが、角野さんは緊張されていて、「木枯し」と「バラード2番」ではミスタッチもあったので、かてぃんファンは皆さん心配されたようです。

でも、ノクターンなどは角野さんらしいセンスのよさが感じられたし、「木枯し」「バラード2」は、ちょっと力が入り過ぎていたけど、熱量の高い演奏で、演奏後の拍手も大きかったと思います。

審査員はこの段階では細かなミスよりも、まだこの後も聴いてみたいピアニストかを見ているんじゃないかと思います。

 

そして、10月にまたワルシャワで1次予選、2次、3次とふるい落とされ、本選ではワルシャワフィルとコンチェルトを協演します。ショパンのコンチェルトは2曲だけなので、1番か2番かを選んで演奏することになります。

注目のピアニストがどこまで進めるか、興味が尽きません。10月はまた寝不足確定です。

 

オリンピックも始まりましたが、私はまだこのショパン・コンクールを引きずりそうです。

2回のワクチン接種を終えたので、同じく接種を終えた友人と、久しぶりにランチしてきました。

お料理は嫌いじゃないし、時間があれば手もかけたいけど、やっぱりプロがつくってくれたお料理は最高ですね。

体重も気になるけど、しっかり食べてこの夏を乗り越えたいと思います。