昨日はピアノ教室は5週目でお休みをいただいたので、県立美術館で開催されているミュシャ展に行ってきました。
流れるような描線が美しく優雅なミュシャの作品。
以前から好きでしたが、これまで知らなかったことも知ることができました。
教会の聖歌隊に入っていて、音楽家になりたかったこと。
喉を傷めて声が思うように出なくなって、諦めて画家になったこと。
同じ聖歌隊にヤナーチェクがいたというのも、初耳です。
中国や日本の美術に影響を受けたそうですが、1900年代になってからは、日本の挿絵画家や漫画家が逆にミュシャに大きな影響を受けたのですから、日本とは深い関係があったわけですね。
ミュシャの絵を見て、どこか懐かしい感じを受けるのも、日本の古い雑誌の表紙や挿絵にミュシャ風な絵が多かったからでしょうか。
意外だったのは、ロック・ミュージックのポスターやアメリカン・コミックスにもミュシャ様式が多く見られるということ。
偉大なアーティストはそれだけ普遍的な価値を持ち得るということなのでしょうね。
静岡の美術館はソーシャルディスタンスも充分守れて、ゆったり見て回ることができていいですね。
都会ではこうはいきません。
久し振りに非日常の世界に浸って優雅な時間を過ごせて、気持ちの晴れた一日でした。
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