「ピアノの森」完結

NHKのアニメ「ピアノの森」も、昨夜というか、きょうの早朝、23話と24話が放映され、とうとう完結しました。

原作の漫画を読んでいないので結末は知らなかったんですけど、何となくネットで目に入ってきてしまって、主人公の一ノ瀬 海がショパンコンクールで一位になって終わるんだろうなとは思っていました。

 

前半の12話と後半の12話の放映が半年もあいていたので、ちょっと忘れているところもありましたが、一人一人の若いピアニストの背景と関係性がドラマティックに描かれていて、なかなか面白くできていたと思います。

 

ピアニストが演奏するときの動きは、実際のピアニストの腕や指にセンサーをつけて忠実に再現したとのことで、とてもきれいに再現されていたところと、さすがに全部は無理なのか、ほとんど静止して音楽だけが流れているようなところも多く、ちょっと残念な部分も。

あと演奏シーンでモノローグが始まっちゃって、それで物語を動かしているので仕方ないんでしょうけど、ピアノを弾く人間からすると、そんな余計なこと考えたら手がとまっちゃうでしょ、とどうしても思ってしまう。

アニメ化するにはいろいろ制約がありますものね。

小説「蜜蜂と遠雷」を読んだときも、楽しめたんですけど、音楽を言語化するのはやっぱり無理があるので、作者はそれを承知で荒業をやっているんだろうなと。

 

まあ、それは置いといて。

ショパンコンクールに挑戦するそれぞれのピアニストの演奏を誰が受け持っているかについては、修平は高木竜馬さん、パン・ウェイは牛牛、レフ・シマノフスキはシモン・ネ―リング、ソフィ・オルメッソンはジュリエット・ジュルノー、また海の先生の阿字野壮介は反田恭平さんと、それぞれ公表されていましたが、主役の一ノ瀬 海だけは伏せられていて、一体誰が弾いているのか、ずっと話題になっていたようです。

 

物語は、事故によって手に怪我をしてピアニストとしての人生を諦めていた阿字野が、手術によって奇跡的に回復し、ショパンコンクールで優勝した教え子の海と共演する感動的なラストシーンで終わるのですが、私の想像では、反田恭平さんの一人二役ではないかなと思っているのですが。大外れかもしれませんけど。

NHKはこのまま公表しないでおくんでしょうか。

わからないと、みんなもやもやしますよね(笑)。

 

ピアノを勉強している子供たちにもぜひ見てもらいたかったんですけど、いかんせん深夜の放送で、録画までして見る人は少なかったかも。

もっと早い時間で、ぜひ再放送していただきたいものです。