令和

新元号が発表となり、「令和」と決まりました。

一瞬「ん?」と思った人、多かったんじゃないでしょうか。

「和」はいいけど、「令」っていう字が日ごろ使われるのは、「命令」とか「号令」とかですよね。一番馴染んでいる「令」の使い方です。

でも、出典は万葉集の梅の花の歌の序文「初春令月、気淑風和」に出てくる「よき月」という意味と聞き、納得しました。

そう言えば「令嬢」とか「令夫人」とか、相手の身内を尊重して言うときにも使われますものね。

 

音としても「reiwa」って、きれいな響きだと思います。

いままでの元号に比べて新鮮な感じもします。

発表されてから数日経って、だんだん馴染んできました。

 

時代が変わりますね。

以前は「明治は遠くなりにけり」なんて言いましたけど、もう「昭和は遠くなりにけり」とか言われるんでしょうか。

そもそも「けり」なんて言わないか(笑)。

いまでも昭和はある感慨を持って語られていますが、平成もやがて郷愁を持って語られるようになるんでしょうか。

平成という時代、歴史の中でどういう位置づけになるんでしょうね。

 

とにもかくにも、昭和、平成、令和と、3つの時代を生きることになりました。

日本という国の「令和」も、それぞれの個人としての「令和」も、明るい未来が開けるといいなと思います。