まだ生で聴いたことがないのですが、以前から聴きたかったマレイ・ペライアのリサイタルのチケットを購入しました。
昨年も来日しているんですが、やはり以前から聴きたかったアヴデーエワのチケットを買った後で、全く同じ日の同じ時間にペライアのリサイタルがあることを知って、とても残念な思いをしました。
今回はチケット発売開始の日に電話して、購入することができました。
円熟の境地にあるペライアのリサイタルですから、絶対はずれはないと確信しています。
東京まで聴きに行くのはちょっと贅沢ですが、素晴らしい演奏との出会いも一期一会。
深く感動したコンサートの記憶は、一生の宝です。
私にも忘れることのできないコンサートは幾つかあります。
たまたま最近ネットで、昔リサイタルを聴いて強く印象に残っていたゾルタン・コチシュが昨年の11月に亡くなっていたことを知って、ちょっとショックでした。
若くて颯爽として、ラーンキ、シフと並んでハンガリーの三羽烏と呼ばれていたころの記憶しかなかったので、長さの違いはあれ、人間誰にでも終わりは必ず来るのだということを、改めて知らされました。
やはり学生のころ、来日したサンソン・フランソワの演奏を上野の文化会館で聴いて衝撃を受け、また来日したら必ず聴こうと思っていたら、その年に突然亡くなってしまいました。
たった1回聴いた彼の演奏は、貴重な記憶になりました。
あるピアニストのサントリー・ホールでのリサイタルのチケットを買って楽しみにしていたら、急病でキャンセルになり、そのまま亡くなってしまったということもありました。
このペライアのリサイタルはまだ来年の3月なので、待ち切れない気持ちです。
私自身も体調を崩したり何か不都合が生じて行けないことがないように心して、最上の音楽に出会う贅沢な時間を過ごしたいと思っています。
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