きょう3月1日は、ピアノを愛する人にとっては特別な日ですね。
そう、ポーランド生まれのピアノの詩人、ショパン(Frédéric François Chopin 1810~1849)の生まれた日です。
もっともショパンの生まれた日には諸説あって、1810年ではなく1809年3月1日とする説、1810年2月20日という説もあります。
ですが、ショパンの家では、毎年3月1日に誕生日のお祝いをしていたそうです。
現在は1810年3月1日説が一番有力なようです。
学校を経営する父はヴァイオリン、母はピアノが得意で、姉や妹に囲まれ、愛されて育ったショパンは、物真似や似顔絵が得意でユーモアがあり、人気者だったそうです。
才能に恵まれ、でも体が弱かったので、なおさら大事にされて育ったのではないでしょうか。
そんな彼を、若くしてウィーンに、そしてパリに送り出した両親の気持ちはどんなだったでしょうね。
パリでの成功を聞くにつけ、誇らしい気持ちの反面、健康についての気懸かりはいかばかりだったかと思います。
ピアノの名曲を遺した作曲家は数あれども、ショパンほど個性のはっきりした、ピアノの魅力を引き出した作曲家はいないのではないかと思います。
歌謡性に富みつつ、それでいて華やかで輝くようなピアノの音色を最大限に生かし、だれにも真似できない彼独自の世界をつくり出しています。
ショパンという天才を、この世に送ってくれた天に感謝するしかありません。
コメントをお書きください