録画してあったマレー・ペライアの演奏、やっと聴けました。
聴くなら落ち着いた時間にちゃんと聴きたいんですよね。
今回はこの前聴いたバッハやベートーヴェンのほかにシューマン、ショパンなど。
シューマンの「ウィーンの謝肉祭の道化」では、バッハやベートーヴェンとは違う、堂々たるヴィルトオーゾの面が見られました。
しかもそれでいて自然な佇まいでギラギラしていないというか。
どうだ、という演奏ではないんですね。
シューベルトの即興曲は、よく弾ける子なら小学生でも弾く曲ですが、弾く人が違うとこうも違うという証明ですね。
もちろん子供が一生懸命弾いているのも、それはそれで感動的なんですけど、ペライアが弾くと、一つ一つの音が命を持った宝石のようで、その連なりが生きて動いているんですね。
まさに呼吸そのもの、そして彼の体温が感じられる音でした。
繰り返し聴きたい名演です。
録画しておいて本当によかった。
コメントをお書きください
かりんとう (金曜日, 28 3月 2014 10:09)
録画演奏を聴いて『呼吸そのもの、彼の体温が・・・』を感じ取ることが、出来るなんて、音楽のプロでなければ、カンジられないこと・・・。
すごいし、人生のひだがいっぱいですね。うらやましい~。
かりんとうには、出来ないことです。
私の知らない世界を、垣間見ることができるような
ブログ内容日もあり、興味深いです。
takeuchi (金曜日, 28 3月 2014 14:07)
かりんとうさん
ありがとうございます。
人生のひだというか、しわというか…(笑)
未熟者です。
音楽を言葉であらわすことは難しいですが、私なりの言葉で表現しています。
感じ方は人それぞれなので、違うふうに感じる方ももちろんいらっしゃると思いますが。
また楽しみながら書いていきたいです。