マレー・ペライア②

録画してあったマレー・ペライアの演奏、やっと聴けました。

聴くなら落ち着いた時間にちゃんと聴きたいんですよね。

 

今回はこの前聴いたバッハやベートーヴェンのほかにシューマン、ショパンなど。

シューマンの「ウィーンの謝肉祭の道化」では、バッハやベートーヴェンとは違う、堂々たるヴィルトオーゾの面が見られました。

しかもそれでいて自然な佇まいでギラギラしていないというか。

どうだ、という演奏ではないんですね。

 

シューベルトの即興曲は、よく弾ける子なら小学生でも弾く曲ですが、弾く人が違うとこうも違うという証明ですね。

もちろん子供が一生懸命弾いているのも、それはそれで感動的なんですけど、ペライアが弾くと、一つ一つの音が命を持った宝石のようで、その連なりが生きて動いているんですね。

 

まさに呼吸そのもの、そして彼の体温が感じられる音でした。

繰り返し聴きたい名演です。

録画しておいて本当によかった。

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コメント: 2
  • #1

    かりんとう (金曜日, 28 3月 2014 10:09)

    録画演奏を聴いて『呼吸そのもの、彼の体温が・・・』を感じ取ることが、出来るなんて、音楽のプロでなければ、カンジられないこと・・・。
    すごいし、人生のひだがいっぱいですね。うらやましい~。
    かりんとうには、出来ないことです。
    私の知らない世界を、垣間見ることができるような
    ブログ内容日もあり、興味深いです。

  • #2

    takeuchi (金曜日, 28 3月 2014 14:07)

    かりんとうさん
    ありがとうございます。
    人生のひだというか、しわというか…(笑)
    未熟者です。
    音楽を言葉であらわすことは難しいですが、私なりの言葉で表現しています。
    感じ方は人それぞれなので、違うふうに感じる方ももちろんいらっしゃると思いますが。
    また楽しみながら書いていきたいです。